2000年12月31日

基礎の亀裂発生


相談内容:
基礎に発生した亀裂について相談します(初相談)。 昨年6月に新築した住居の基礎にかなりの亀裂が発生しており、特に8カ所ある床下換気口の部分がひどく(8カ所全てに発生)、長方形の床下換気口の中央や角部から上方,下方へ多数の亀裂が進展し、完全に到達しているのもあります(幅は今のところ0.5mm以下)。また、換気口以外の部分でも基礎上部から下部にまで亀裂が発生している部分もあります。 諸条件を下記の通りです。

基礎全体の外周は約8.2m*6.4m
床下換気口は8.2mの辺に2カ所(南側)と3カ所(北側)、6.4mの辺に1カ所(東側)と2カ所(西側)あります。
基礎の高さは約450、厚み130です。
換気口は約w570*h150で、換気口の上部は120、下部は180あります(120+180+150=450)

住宅メーカの保証は、基礎の著しい構造亀裂は10年となっています。”著しい”とは機能や性能がなくなったと判断されるか、誰が判断しても修理が必要と思われる程度としています。また、特定免責事項として、コンクリートなどの材質的な収縮に起因し構造上支障のないもの(強度に影響ないもの)を規定しています。


2000/12/31#1 KU様 (茨城県)


回答内容:
基礎の厚みが130mmとはやや薄い気がします。
設計でこの内容ですと他の同様の建物も同じ症状になるはずです。
1年半でこうした亀裂が発生しているということですね。


> (相談事項)
>  下記についてご教示頂きたくお願いします。
> 1.このような事例は通常よくあるものなのか?


換気口以外に亀裂は生じていませんか?
換気口の部分はこうした亀裂が発生しやすいといえます。

> 2.欠陥ではないのか(コンクリートの不良等)?

亀裂が換気口の部分だけであれば欠陥とはいいにくいと思います。

> 3.メーカ保証で規定する著しい構造亀裂に一般に該当するか?

上記回答に同じです。

> 4.現状、建物が傾く等の異常はまだありませんが、このままで問題ないか?

現段階では何ともいえません。

> 5.修理するとすれば、どのような方法となるのか?

きちんと処理するにはこの基礎の亀裂を広げるように削り取り
この部分にエポキシ系の補強充填材を注入します。

いずれにしろクレームとしてハウスメーカーと協議が必要です。

前述しましたが同様の住宅の事例も見せていただき
同様の亀裂がある場合には設計自体に問題がありますので
設計責任から追求していくことになります。

亀裂部分にメジャーを当ていろいろな角度から写真撮影を行い
記録に残し、経年での変化を見ます。

もしよろしければご送付下さい。


posted by 回答者:小杉 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 家づくりの知恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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