1999年12月10日

アルミサッシの隙間風


相談内容:
この度新築の家(ハウスメーカーで建築)に住み始めた者です。
高気密のつもりで考えていましたが、いざ住んでみると、南面の掃き出し窓(LDと和室の2箇所)下部から、冷たい風が室内へ入ってきております。

特に和室方から、多く入ってきており、窓のすぐ手前に付けている障子との間が、すごく冷えて、毎日結露がひどい状況です。サッシを調整すれば直るのか、構造的な問題で諦めるしかないのか、住宅会社に言えば対応してもらえるのか、ご相談したいと思います。サッシは、有名サッシメーカーの単板です。よろしくお願いします。


1999/12/10#1 KK様 (岡山県)


回答内容:
基本的にサッシの選定に誤りがありそうです。

おそらく掃き出し窓はドアの形式ではなく
引き違いの形式ではないでしょうか?

引き違いの場合は
ガラス扉がレールの上を戸車によって水平移動します。
このときレールと戸車は一定の隙間を持っていないと
移動がスムーズに行われません。

つまり、ガラス扉はレールとは密着しない状態で
空中に浮いている構造となっております。
ドアの場合は枠の四方周囲にパッキンなどを施すことで
枠とガラス扉が密着できますね。
ヒンジはその外側に付きますから問題はありません。

というわけで
残念ながら掃き出し窓が引き違いサッシである場合は
ガラス以前の問題として

ガラス扉とレールの隙間を密着しない限り隙間風が入ります。障子との間がすごく冷えるのはそのためでしょう。
サッシを替えない限り結露は改善できないと思います。
サッシ選定のミスということも・・・・考えられます。

ただ、このあたりは営業マンとの打合せのプロセスもありますので正確に申し上げられません。

<その後>
写真を郵送いただき確認しましたところ、
ご相談の趣旨がよくわかりました。
完全にサッシ本体の縦枠と横枠とが密着接合されておらず2〜3mmの隙間が開いておりました。これでは結露も生じる内容だと判断できました。
これは明らかに製品製作上の問題です。

どうやらこのサッシに組み込まれている強化ガラスが
周囲のアルミ縦枠より大きいのが原因です。
このハウスメーカーは「強化ガラス入サッシ」を推奨品としているようですが この強化ガラスは工場加工品(寸法指定品)ですので、
一度製品化したものは再加工できません。

したがって強化ガラスを交換するか、
サッシのガラス障子の枠を交換するかのいずれかの選択ですが
後者は大きさが2〜3mmサイズが大きくなるので
開閉が困難になる可能性があります。

前者の選択は強化ガラスの価格が割高であり、
同様のサッシが4枚ある関係から
20万円近い追加出費となりますので
ハウスメーカーは回避したいだろうと思います。

このあたりのきちんとした対応がハウスメーカーには必要となりましょう。
あなたはあきらめる必要などなくハウスメーカーに交換要求すべきです。


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posted by 回答者:小杉 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 地下室をつくりたい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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